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2017年8月23日水曜日

京商カップ2017北日本イベントレポート


関西大会のレポートがまだながら記憶の新しい北日本のイベントレポート更新です。
(関西大会の記憶がどんどん霞んでいく…)

ここ最近の2戦は、京商カップでは個人戦の予選だけ出走させてもらっています。
目的としては、“セッティングを教えてほしい!”という声に対して、走っていないと何も言えないからという理由です。
特に先日のOSフィールドでは走ったことも無く、何も言えないということで…

もちろんタイムは出ているので去年まで一緒に戦っていた人たちと競うのも楽しみだったりしていますw


今回はお盆休み中ということもあって、前日の金曜日から泊まりで参加していました。
というのも、前の週に私のR4sⅡを大クラッシュをやらかしてしまい、それ以降
スロットルオフでは真っすぐ走るにもかかわらず、パワーを掛けると曲がるという奇妙な状態になってしまい、疑わしい部品は全交換したものの、
確認も兼ねて金曜日に走らせました。

金曜日の走行では勝手に曲がる現象は解決し、今までの挙動に戻っていました。

以前のフェンリルミーティングではSMJのダンパースプリングを使っていたんですが、
今回から京商のショートダンパー用のスプリングを使用しています。(W5307部番)

このスプリングはSMJの同じ線径、巻き数のスプリングと比べてロールが止まるポイントが深くなる傾向にありました。

第一に感じた感想としては応答も無ければ、旋回も無い、立ち上がりではプッシュアンダーという終始曲がらない感じです。

とはいうものの、このスプリングを使って走るセッティングを探していきます。
2in1は時間帯によってはハイグリップで路面が迎えに来る可能性もあるので

特に気になったのが旋回時のアンダーステア
これを解決するためにフロントダンパーダイアフラム上にプレッシャーフォーム(W5397-06)を追加しました。
ダイアフラムのエア室が圧縮されるぐらいのストローク時に外周側のタイヤに面圧がかかり、より曲がるようにするためです。
こんな感じで効き始めるタイミングを制御できるので便利な部品ですね。

たったこんな部品ですが、ステアリングには大きく寄与しました。

ベストラップもこの時点で21秒台に突入です。

ただリアグリップが相対的に落ちてしまったので、リアのキャンバーを1度⇒2度としました。

プッシュアンダー対策としてはリアデフオイルを#3000→#5000に変更でバランスがとれました。
プッシュアンダーをリアスプリングやプレッシャーフォームでやってしまうと、2in1のレイアウト上、切り返しで不安定になるので影響なさそうなデフで合わせました。


ここまでやって金曜日の練習は終了
ベストラップは21.7秒まで出たのでまずまずの完成度なのかなと


さあ開幕です


練習走行は4番手タイム

前日のセッティングは路面が上がった夕方に出したものだったので、朝イチの薄いグリップには合っていませんでした。
更に、貧乏性が発揮して、新品タイヤはレースの時ぐらいしか使わないので以前から気になってたKAWADA BAKUSOインナーとYOKOMO 039Mの比較もの時にやろうと思っていました。
で、練習走行は039Mで出走でした。路面が違うので一概に比較できませんがグリップは薄めなフィーリング。やはりハイサイドするようなハイグリップ路面用なのかな

とにかく曲がらないということで、フロントダンパーを1段寝かせます。R4sⅡ純正ダンパーステーなので1つ穴でも強烈に角度が変わります。
そのうちカーボンのオプションに変えよう…

フロントをロールさせてキャンバー変化を起こさせるのが目的です。


予選1回目

ちょっと変な表示になってますが、14L5:12.452秒らしいです。

一応サポートドライバーの端くれとしては、他の車に絡まないようにだいぶ緊張して走ってます。お陰で1周目のタイムはかなり悪い感じ
2周目以降はそこそこなタイムが出ています。
タイヤはBAKUSOインナーです。
タイヤのマッチングも良く、Fダンパーのお陰で曲がるようになりましたが、まだアンダーに感じます。
おまけにコース右サイドのS字区間に京商製の“クラゲ”がコースに設置しているので
S字を大回りで曲がることになり、ハンドル操作が多くなり、マシンの挙動も不安定です。

予選2回目

自分のタイムは更新できず14L 5:13.001秒

ベストラップは0.1秒速くなりました。
セッティングとしてはS字区間のロール過多を抑止する&曲がらないの対策ということでリアダンパーを一つ立てました。
リアダンパーステーもsⅡ用なので1コマが大きいです…個人的には半穴ぐらい立てたい感じ

フィーリングとしてはこれがいい感じでした。
タイムが出てないのは1周目がさらに遅いせいかなと


最終的なセッティングはこんな感じになりました。
リアグリップはちょっと薄くなりすぎちゃったのでやっぱりオプションのカーボンダンパーステーで半穴寝かしたい感じです。

最終的なリザルトはTQとなりました!

14L5:12秒は翌日のチーム戦でも破られなかったので一人で楽しんでいましたw


決勝は序盤に元相方のA君がマキノのS氏をパッシングし、そのままゴールとなりました。



A君のマシンは今年のファイナルの時に走ったマシンに重りを積んだだけで
ロングダンパー仕様のまま

夕方ハイサイドしないかとヒヤヒヤしていましたが、今回は底まで路面が上がらなかった模様

ショートダンパー装着率が未だそんなに上がっていませんが
路面によってロングが良い時、ショートが良い時があるのでセッティングシートは積極的に上げていこうと思います。



さて、今後のレースの予定ですが、さっそく9/2~3に掛けて長野のペンションりんごじゃむで開催される5時間ラリー耐久レースに助っ人ドライバーとして参加することになりました!

出てみたかったレースなので楽しみです♪
詳細はまた後日!

2017年8月14日月曜日

2017全日本選手権レースレポート


ここ1ヵ月ぐらい全く更新ができませんでした。
先月は京商カップ@関西に行ったりしててネタ自体はあるんですけど、
全日本の準備とかで更新できませんでした。

京商カップでのOSフィールド走行は練習走行、予選①、予選②しか走れてないのでデータはそんなに取れてないですが、覚書のためにそのうち書きます。


さて全日本ですが、7月上旬から2週に1度ぐらいの頻度で通い
いろんな部品を試したりしていました。

大きなレースの準備ではこの期間の前半で大まかなクルマのセットアップは済ませて普通に走る状況に
期間の後半では路面状況の変化に対してどういうセットアップの方向性にするか
等のデータ取りをしてレースに挑むんですが、
今回の全日本では前半に終わらせるべき大まかなクルマのセットアップが終わらず、前週の直前練習まで引っ張ってしまいました。

とにかく前後のグリップのバランスが取れず
ステアリング操舵の初期はステアリングゲインが高くて操作が難しく、ターンイン後はアンダーステアで
全体的にボトムスピードを落とさないと曲げられない状況に
当然そんなクルマだとタイムも出ないという

じゃあ曲がるクルマにして操縦の仕方を変えようと試みたものの
低速コーナーでは成立しても高速コーナーでは破綻するとか、その逆とか

苦しみながらもいろんなアプローチを試してみたものの有力な項目が見つからない状況でした。

終わった後にコース外で見ていたS氏に言われたこととしては
フロントとリアのロール量がチグハグで
全体的にフロントと比較しリアのロール量が多く、侵入時にはリアが流れてしまう。
立ち上がり時にはリアが潰れているのでスロットルオンのタイミングが遅れる
とのこと。
基本的にはロール量が増えるほどグリップが上がると思っていたんですが、前後バランスが取れている前提ということですね

他にもドライビングスタイルとして、ブレーキングが強すぎるという点もありました。
どのタイミングでブレーキング、ステア操作しているというのは全日本の会場で目に焼き付けたのでトレースする練習は今後必要かなと言う感じです。


とはいうものの、こういう動きにしたいとか、こうすれば速く走れるというビジョンが確立できていないというのが今の課題かな感じています。
“あるべき姿”みたいなものを模索をしばらくしてみようと思います。


さて、大会レポートですが

今回のボディも去年同様にM三郎氏にペイントして頂きました!

OPENクラスは11名の参加
SPORTSクラスは19名の参加という少しさみしい参加数となりました。

11名ということもあり決勝は全員決勝ということとなりました。

予選は前年と同じくポイント制
予選結果のすべてを平均してまとめたのがコチラ

ミドリのプロットが私のリザルト 灰色はTQデータ

平均値が大きく違うことに関しては悲しいながら事実として受け入れるとして
気になるのはタイム傾向の差

先ずは1周目のLAPタイムの落ち幅
そして8LAP(2分半以降)のLAPバラツキの大きさ

2分半で周回遅れにされてはいないので
外乱でのバラツキではなさそう

オープニングラップ前には2分間のウォームアップがあるにも関わらず
タイムが出ていないのは解せないですがね。。。

ドライバーの集中力?その説は否定できませんが、2分半で集中力が切れてしまうほどの気難しいセットアップというのも問題かなと

タイヤの径が変わるといっても摩耗は5分間で0.5mm以下だったのでタイヤ影響ではなさそう

熱的な問題としては
クラッチやデフ、その他熱影響部品がありますが、
その辺は以後切り分けテストをしないと傾向は掴めなさそう

とにかく現状把握としてはオープニングラップ、5分の後半でタイムが出ないということは事実としてあるのでその辺は対策する必要がありそう



決勝リザルトについてはMYRCMのデータが無いので割愛


私に関してはフロントベルトが切れてしまい、リタイアとなり最下位となってしまいました。
フロントベルトは実は前日もトラブルが出ていて、前日夜に新品ベルトに交換したにもかかわらず翌日再び切れてしまったという

原因不明なのでこの辺は完バラして原因究明をしたいと思います。
ベルトテンションかなぁ…


今回の結果に関しては結構悔しく思っています。
中盤に書いた“あるべき姿”の少なくとも見通しを立てられるぐらいまでは早く対応したいと思います。