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2015年6月2日火曜日

京商カップ考察

京商カップでいすゞ自動車の助手を務めてたとき、ピット作業を眺めると、
ポンダー交換作業って案外時間かかってるのね

測ってみると約30秒

速いチームは20秒ほど
遅いところだと40秒

如何にもテンパってるようでボディピンが入らないなんてことはザラだった

たぶんこういうこと練習しないだろうしね


コース上での30秒はかなり大変な差だと思う

ポンダー交換のメリットはTカーを出せることで、フレッシュタイヤを履いたことによるタイムアップだと思う。

じゃあポンダー交換とタイヤのフレッシュ効果、どっちが速いの?ということを考えてみた。


まず用意するもの

【参考】年末のBOSSで行われた京商グランプリのもの

横軸に周回数、縦軸にラップタイムを取る
このグラフは時系列でどれだけラップタイムが落ちているかを知ることができる。

Excelの線形近似を使って回帰係数を求めると1LAP当たりのタイムの増加率が分かる。
経験的にタイムの上り幅はたぶん線形なはずで、非線形となる場合はよほどセッティングがおかしいか、タイヤの硬度を間違わなければ起こらないだろうと

このデータはかなり肝になる部分で、レース後ラップチャートを写真に撮っておけば簡単に手に入る
そしてセッティングや走らせ方によってこのデータは変わってくる。
ちゃんと25分間のレースとして意識して走らないと簡単に回帰係数が変わってしまうはず


余談だけど上のデータ、R^2寄与率が0.27、バラつきが大きいね。
もっと精進しよう


ベースデータとして京商Mタイヤ、Sタイヤのデータを準備する


次に

今回の中京のサーキットデータを入力

Mタイヤのノミナルラップタイムこんなに遅くないね…
あと給油時間は給油のタイミングのこと

あとはLAPごとに時間を並べると…



ケース1:タイヤM ポンダー交換あり
134L25分11秒356

ケース2:タイヤS ポンダー交換なし
126L25分3秒713

ケース3:タイヤM ポンダー交換なし
134L25分7秒190


ということでケース3が最速となった。ケース1と僅差だけど!

実際のリザルトは



シュミレーションに結構近い!


計算ではまったくノーミスの理想状態であって実際にはトラフィックやバックマーカーのロスがある


シュミレーションを組み立てる際には2人のドライバーの差も考慮する必要がありそう。



タイヤ、燃費、戦略…
これらの因子を考えながらレースを組み立てるのも楽しいかな!





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